CASE STUDY 事例紹介

サイボウズ事例株式会社 五条運輸様

2024.12.18

株式会社 五条運輸 : https://www.daigikensetsu.co.jp/

業務内容●とび・土工工事業 ● 土木工事業 ● 管工事業 ● 塗装工事業 ● 水道施設工事業 ● 電気工事業 ● 左官工事業 ● 建築工事業
製品の利用用途請求データの一元管理と帳票電子化による効率化とコスト削減

煩雑だったデータ処理が効率化され、確認作業にかかる手間が大幅に削減
佐賀県小城市に拠点を置き、土砂や重機などの運搬を手がける五条運輸。同社は、建設業を営む株式会社大義建設のグループ企業で、地域社会の発展に寄与すべく密接に連携して業務を推進しています。

今回は五条運輸の下川様に、業務効率化の背景やその効果についてお話を伺いました。
情報の重複やミスが減少し、チーム全体での共有も容易に
課題に感じていたことなど

【導入前の課題】
現場ごとの日々の請求データをExcelベースで作成・管理していました。これらのデータは月毎にまとめて請求書を作成していましたが、作業はExcelの関数を駆使したもので、作業となり、社内共有が困難な状況でした。

さらに、10シート以上にわたるファイルには多数の関数が組み込まれており、ファイル自体が重く、管理が非常に煩雑でした。また、現場ごとやパターンごとに個別のExcelファイルが必要となり、ファイル数が増加する一方で、データをデータベースとして一元管理することができない状態でした。

このような状況は、業務効率の低下や確認作業における手間とコストの増加を招いていました。

【解決策】
kintoneを導入し、これまでExcelで行っていたデータ管理の課題を解決するためのシステムを構築しました。新しいシステムでは、日々入力したデータを基に、月毎や顧客の締日ごとの3パターンのデータ集計と帳票作成が自動で行えるようになりました。これにより、煩雑だったデータ処理が効率化され、確認作業にかかる手間が大幅に削減されました。

さらに、帳票作成にはLITONE PDFを導入し、ボタン一つで帳票を電子管理できるようになりました。この仕組みにより、紙出力が不要となり、印刷コストの削減とともに保管スペースの問題も解消されました。

また、kintoneのアプリ間連携機能を活用することで、データの流れがスムーズになり、業務フロー全体の効率が向上しました。データが一元管理できるため、情報の重複やミスが減少し、チーム全体での共有も容易になっています。

【導入後の効果】
kintoneの導入により、これまで属人的だった作業が解消され、業務全体の効率が大幅に向上しました。データが一元管理できるようになったことで、作業のスピードと正確性が飛躍的に向上し、現場スタッフの負担も軽減されました。また、帳票作成にはLITONE PDFを活用し、ボタン一つで出力できるようになったことで、紙出力が不要となり、印刷コストや保管スペースの削減につながりました。

さらに、従来のExcelに比べ、kintoneは直感的な操作性を持ち、システムの負荷が少ないため、スタッフがストレスなく作業を進められるようになりました。各アプリ間の連携が強化されたことで、業務フローがスムーズになり、管理の手間も大幅に削減されました。

今後どのようになっていきたいか

現在、五条運輸ではkintoneを活用したデータ管理と効率化が進んでいますが、親会社である大義建設でもExcelを使った管理が続いています。この状況を改善するため、五条運輸で構築したシステムを大義建設にも展開し、請求データ管理だけでなく、工事案件ごとの実行予算管理や進捗状況をkintoneで一元管理できるようにすることを目指しています。

また、社員一人ひとりがkintoneの機能を十分に理解し、自由にアプリを作成できる環境を整えることで、現場からのアイデアを活かした業務改善を進めていきたいと考えています。この取り組みにより、グループ全体での情報共有が進み、業務の透明性と効率がさらに向上することが期待されています。さらに、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を加速し、持続可能な経営基盤を構築することを目指しています。

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