LITONEウェブアプリ for LINE WORKSパソコンに向かう時間を減らして本来の接客業務へ──株式会社たつた様が進める現場起点のDX

静岡県伊豆市で温泉旅館「水のみち 風のみち 湯ヶ島たつた」を運営する株式会社たつた様。
同社では以前からkintoneを活用し、予約や勤怠、各種情報の管理を進めていました。しかし、複数のシステムに情報が分散していたことから、データの集約や入力作業に手間がかかる状況が続いていました。
そこでLITONEウェブアプリ for LINE WORKSを導入。現在は出退勤管理や有給申請などの業務をスマホから行える環境を整え、現場スタッフがパソコンに向かう時間を減らす取り組みを進めています。
今回は、代表の山田様に導入の背景や導入後の変化、今後の展望についてお話を伺いました。
「コンテキストを大切にする」課題の本質を見極める旅館運営

Q:まずは御社の事業内容について教えてください
山田:当社は旅館業を営んでいます。お客様は個人の方が中心で、団体のお客様はほとんどいらっしゃいません。
また、近年は海外からのお客様も増えており、現在では宿泊されるお客様の約半数を海外のお客様が占めています。
アジア圏のお客様はもちろん、欧米をはじめさまざまな国や地域のお客様にご利用いただいており、多くの方からご好評をいただいています。
株式会社たつた様 公式HPはこちら▶ https://yugashimatatsuta.jp/
Q:山田様のご経歴と現在の業務内容についても教えてください
山田:私は実家を引き継ぐ形で、15年ほど前に戻ってきました。代表になったのは約10年前になります。
それ以前は家電量販店で販売業をしていたので、お客様と接する仕事には長く携わってきたと思います。
今は現場で接客を行うこともありますが、基本的には裏方として状況を整えたり売上を管理したりと、いわゆる「社長業」がメインになります。
Q:従業員の皆さまに指示を出す際も含め、お仕事をするうえで大切にされていることは何でしょうか?
山田:コンテキストを大事にしてもらうことです。感覚だけで物事を話さないように、ということを大切にしてもらっています。
清掃業務を例に挙げると、現場からは「人手が足りない」「業務量が多い」といった声が上がることがよくあります。
しかし、コンテキストを読み取って業務を言語化していくと、それは人の問題ではない、人数の問題ではないということが見えてくるんです。
そのようなことはとても多いので、何の業務をするにしても何かを決めるにしても、コンテキストを大事にするようにしています。
情報の分散と入力業務の負担──kintone導入後も残っていた課題
Q:LITONEウェブアプリ for LINE WORKSを導入される前は、どのような課題があったのでしょうか?
山田:もともと課題として感じていたのは、情報や管理業務が複数のシステムに分散していたことです。
例えば、予約は予約システム、会計は会計システムというように、それぞれ別のシステムで管理していました。
そこでkintoneを導入し、さまざまな情報を管理できるようになったのですが、それでも情報を集約するための作業は残っていました。
データを取り込む際にはシステム側の仕様に合わせる必要がありますし、入力した内容を整理したり、ミスを修正したりする作業にも時間がかかります。
情報があちこちに散らばっている状態が非常に気になっていて、一元管理したいという思いは以前から強くありました。
ただ、kintoneの導入だけでは、その課題を解決することはできなかったんです。
Q:その課題に対して「特に改善したい」と考えていたのはどのような部分でしょうか?
山田:私は以前から、パソコンに向かって入力する業務そのものをできるだけ減らしたいと考えています。
パソコンへの入力作業は本来、お客様に価値を提供する仕事ではありません。もちろん業務上必要な作業ではありますが、できる限りゼロに近づけたいと思っています。
宿泊業の本来の仕事は接客です。そのため、現場のスタッフがパソコン作業に時間を取られてしまう状態は望ましくないんです。
実際に情報を集計する担当スタッフは、1日に1〜2時間ほどそうした作業に時間を使っていたと思います。
また、エラーが発生すれば確認や修正も必要になるため、運用面での負担も大きかったです。
パソコンに向かう時間を削減。LITONEウェブアプリ for LINE WORKSで実現した業務改善
Q:kintoneやLITONEウェブアプリ for LINE WORKSの導入によって、業務はどのように変わりましたか?
山田:現在は、kintoneに情報を登録すれば完結できる状態まで整えることができています。そのため、以前と比べるととても楽になりました。
また、LITONEウェブアプリを活用することで、スマホから入力できる業務も増えています。現場で必要な情報をその場で登録できるようになり、パソコンに向かう時間も減らすことができました。
ただ、まだパソコンを使わなければならない業務も残っているので、さらに減らしていけたらと思っています。
Q:具体的にどのような業務でLITONEウェブアプリ for LINE WORKSを活用されていますか?
山田:当初、お客様からのドリンク注文を効率化する仕組みとして活用できないかと考えていました。
注文を受けたドリンクを紙に書いてそれを改めて入力する運用のため、その手間をなくしたいという思いがあったんです。
実際に検討を進めていたのですが、お客様対応をしながらその場でLITONEウェブアプリに入力する運用は、かえって工数が増えてしまうことが分かりました。
そのため、現在は別の用途で活用しています。今、主に活用しているのは出退勤管理や有給申請、食事時間の変更連絡などです。
例えば、有給申請は自宅からでも行えますし、ちょっとした変更事項もその場でスマホから登録できます。
パソコンに向かわなくてもよくなったことや、現地にいなくても対応できる業務が増えたことは、LITONEウェブアプリを活用して実現できたことの一つだと感じています。
スマホ申請が後押しした、有給休暇を取得しやすい環境づくり
Q:スマホから有給申請できるようになったことで、何か変化はありましたか?
山田:LITONEウェブアプリを活用して有給申請を行えるようになったことで、取得しやすい環境になったと感じています。
実際に、以前よりも有給を取得するスタッフは増えています。
今までも口頭で「有給を取っていいよ」と伝えてきていましたが、やはり仕組みとして整備されていることが大切だと考えているので。
以前は有給を取りにくいと感じていたスタッフもいたかもしれませんが、今は「取っていいんだ」という認識に変わってきているんじゃないかなと思っています。
Q:現場スタッフの皆さまからは、どのような反応がありますか?
山田:スマホから申請や入力ができるようになったことで、「助かるね」という声をいただいています。
しかし、現状の運用については発展途上だと考えていて。
今さまざまな情報をLINE WORKS上で共有していますが、使い勝手の面では改善できる部分もあると思っています。
例えば、お客様の食事内容の変更や朝食追加などの情報共有は日常的に発生します。
このような情報はLINE WORKS上に流れ、フロントまで行かなくても変更内容を把握できる仕組みを整えていますが、まだ従来のLINEグループと併用しているスタッフもいます。
「なるべくLINE WORKSを使おう」という話はしているのですが、慣れているツールを使いたいスタッフもいるため、まだ両方使用している状態なんです。
AIとの連携でさらなる業務効率化へ。今後の活用展望
Q:今後の業務運用について、どのような可能性を感じていますか?
山田:現状、LITONEウェブアプリとkintoneの連携は非常にスムーズで、とても良い商品だと思っています。
さらに、そこにAIが組み合わさってくると、もっと便利になると思っています。
LITONEウェブアプリ、LINE WORKS、kintoneのやり取りの中にAIが一つ入るだけで、もっと簡潔に動かせるようになるんじゃないかと。
例えば、LINE WORKS上で言葉で伝えるだけで内容がそのまま反映されるような。そのためにはおそらくAIが必要かなと思うので。
そうなれば、その場で入力するLITONEウェブアプリと、話しかけるだけで登録できる仕組みとの両方をうまく使い分けられるようになるだろうと感じています。
編集後記
山田さんへのインタビューでは、「コンテキストを大事にする」という考え方が業務改善のさまざまな場面に反映されている点が印象的でした。
旅館業では、予約や会計、勤怠、館内で発生するさまざまな情報管理など、多くの業務を正確に連携させる必要があります。
だからこそ単にシステムを導入するのではなく、自社の業務内容や現場の動きに合わせて、どのような仕組みが必要なのかを考えることが重要なのだと思います。
現場の課題を正しく把握し、必要な部分から改善していく。LITONEウェブアプリ for LINE WORKSは、企業ごとに異なる業務課題に寄り添ったDXを実現できる仕組みなのだと改めて感じました。
今回ご紹介したLITONEウェブアプリ for LINE WORKSの詳細はこちら➜https://gbalb.com/litone_webapp/
この事例のような業務改善を実現したい方へ
LITONE ウェブアプリ for LINE WORKS は
「だれでも使える、だから定着する」業務改善ツール。
LINE WORKS 上に、kintone と連携する業務アプリを
ノーコードで作成。自社にぴったりの仕組みを自分たちで作れます。

















